ゆきの積もった朝に、動物たちの残したあしあとを探す真っ白な本。
「白」の表現と、その美しさに思わずため息が出るような。
細部にわたるまでこだわられた、ひとつの作品のような、そして紙に触れる喜びを堪能できるしかけ絵本です。
とてもシンプルなしかけ絵本ですが、めくったり、触れたりをすごく楽しめます。
ぽつぽつとした足跡をたどり、かくれんぼしている動物を見つける。
単純でいて、あきずに何度もやりたくなるそんな1冊です。
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ステフィ・ブロコリ
パリ在住のイラストレーター。グラフィックデザインと彫刻を学び、立体や絵本の制作、雑貨企画、子どもとのワークショップなど幅広く活躍している